久しぶりにまとまった雨が降った日曜日、所在無く台所で胡麻炒りなど始めました。出かけついでに気前良く買い込んでいた嘉穂町の地胡麻もこれで終わり、名残惜しげにパチパチと爆(は)ぜる音を聞きながら古鍋をゆすったのでした。
さあ、胡麻を擂り終えたそれからが、題名通り、我が家の擂鉢仕事の本番。早速、ヤル気を出して取り掛かりました。仕事と言っても、何てことはない、擂鉢の溝に残った胡麻掃除のことで、今回は酢味噌を作ることにしました。ねっとりした味噌が溝の胡麻をきれいに取り混ぜてくれ、それに、その香ばしい風味が加わって、一石二鳥な酢味噌が出来上がるのです。
更に今回は一歩進んで、作り置きしていた鶏ハムにかけるソースを作ってみました。ソースと言っても、カスピ海ヨーグルトで割って、まろやかさを出しただけですが、これが想像していた以上に鶏ハムとよく合って、いつものお助けメニューが、ちょっと工夫でこの美味さに変身したのでした。ほんのり桜色の鶏ハムにブロッコリーと八朔を添えると、何とも春らしい色のひと皿が食卓に並びました。
手軽に作れるこの鶏ハム
(作り方)は、東彼杵の(友人の)お姉さんから教えてもらったもの。今では我が家になくてはならない料理になりました。ありがとうございました。そして、お姉さんと言えば、波佐見町は中尾山での桜陶祭。お互い器好きで、今年もお誘いの電話をもらったのですが、またしても通院が控えていることで残念至極・・・、次こそは次こそはです。