庭の土筆が終わりです。来年までさようならの、春の走りの食材でした。それと入れ替わるように、今度はスギナが幅をきかせています。蕗も山椒も芽吹いて来て、次の楽しみがぞくぞくと顔をのぞかせている我が家です。
さて、名残惜しい最後の土筆は、チリメンジャコと合わせた炒め煮にしてみました。味は少し甘めに付けてやさしい味わいに。箸休めやご飯にのせても美味しい一品に出来上がりました。何と言っても最後の土筆ですから、毎日ちょびちょびの配膳にしたいと思います。
そして、こちらは春大根です。ここしばらく春本番の陽気が続いていましたから、大根に芯が出る(花芽が立つ)前にと、慌てて畑から引き上げました。きれいに洗って一本づつ新聞紙に包み、低温倉庫で保存です。(といっても早目に食べてしまわないといけませんが)
と言うことで、只今、春大根大消費キャンペーン中の我が家。ならば煮物に調理するのが一番の方法と、早速、切り昆布や練り物と一緒に煮しめてみました。出汁には本節粉と松山あげを使って、こちらもやさしい味付けに。圧力鍋で10分も加熱すると、まるで聖護院大根のように、口の中でとろける出来上がりです。最後に彩りよく冷凍していた小松菜を散らしました。