この冬を戸外で越させていた風知草の鉢に、小さな芽吹きを見つけました。確か2日前はかすかな色つき程度だったはず。一昨日から春の嵐の中でしたが、やはり春の雨は植物にとって恵みの雨、目覚めの雨になるようです。
この風知草ですが、昨年、広島の友人達と出かけた島根(石見)旅行の際、途中の道の駅瑞穂で買い求めた物です。あの時、友人の一人に、「おいおい、田んぼの畦にありそーな草じゃがー、ねぇーホンマに買うん?」、と笑われてしまったことを思い出します。そうは言われても、私にとってはまさかの旅先での出合いで、念願の鉢だったのでした。
ここ福岡でも、年が明けての2月の寒さは、近年の暖冬にはない厳しいものがありました。その寒さに耐えて、何倍にも育ったこの株が、とても愛しく思えてなりません。時季が来たら株分けしてあげようと、今からその日が楽しみな私です。