昨日、学生時代からの友人に電話をもらい、ついつい大話をしてしまいました。話の中で2月に行った沖縄の話をすると、25年前その友人と出かけた沖縄旅行の話で盛り上がりました。
話してゆくうちに、お互いのあやふやな記憶が少しづつ埋まって行くのが楽しくて、話が弾んだのは言うまでもありません。
まずは旅費を作るためバイトに励んだこと、チェックインしてすぐに那覇のバスターミナルから新原ビーチへ行ったこと、沖縄海洋博覧会の跡が痛々しかったこと、アメリカンビーフステーキを食べに行ったこと、ディスコでかかっていた曲「君の瞳に恋してる」に浮かれたこと、ビーチで知り合った男子学生に問われた基地問題に心がしぼんだこと。あんなこともこんなこともあったね・・・と。
そして、話が最後になる頃、「10年後、一番下の子の手が離れるけん、もういっぺん沖縄に行こうやー!」と友人が叫んだのでした。「そうやね、行こうばい!行こうくさ!」と答えた私。きっと二人してあの頃の自分に戻ったようで興奮していたのでしょう。
10年後の暮らしぶりなど誰にも分かるはずがありません。その夢話が叶わなくても、それはそれでどちらでもいいこと。先々の楽しい夢を見ていると、日々のあれこれをやり過ごせるスベをお互い分かっている会話・・・、暗黙の了解です。もちろん夢が叶えばとっても嬉しいことで、私もその日が来るのを待ち遠しく思って過ごすことにしました。
(2月の大宜味村では、青年団がエイサーで歓迎してくれました)