明日のお彼岸の入りを前に、お供えの菊を求めて、お隣田川郡福智町の上野へ出かけて来ました。その名の通り、上野は福智山の麓。少し高地ですから、花の発色や丈夫さが違うように感じて、時々お花目当てに買い物へ行くのです。
そして、上野は何と言っても、遠州七窯の一つ上野焼の窯元が点在している陶芸の里で、窯元の展示場を覘くことも、そこへ行く楽しみの一つになっています。
さて、上野は私が住む筑豊の、「豊前の国」にあたります。ちなみに筑豊とは、「筑前」と「豊前」に渡る地域を言います。筑前の我が家から車で20分ほどの豊前の地上野に来ると、何となく気質の違う国に来たような、妙な錯覚に陥る私です。
草?越しに福智山を見るの図・・・、いえいえこの目にも鮮やかな緑色は麦畑です。田んぼの畦には、可愛いオオイヌノフグリの群生も広がっていました。その横、用水路を流れる水音がコポコポと心地良く、しばし山里の春を満喫しました。