私達は小鹿田にある10軒の窯元をブラブラ上へ下へと巡りました。前日、既に目を付けていた器がありましたが、翌朝、改めて買い求めることにした私。太陽の光のあたり具合で夕暮れ時と朝見る器の表情が違って見える・・・そんな思いがあったからでした。ただの優柔不断者かもしれませんが、いつでも器選びに時間が掛かってしまうのです。今回は小鹿田に宿を取ったから出来ることでした。
さて、今日紹介するのは少し大きめのフリーカップです。蕎麦猪口よりやや大きめサイズで、優しく膨らんだ曲線を手のひらで優しく包み込める感触です。初めて見るこのカップは、文様違いで1種類づつ展示場に並んでいました。
今回は梅雨の蒸し暑さがそう思わせたのか、そして、伝統の飛び鉋や打ち刷毛目を友人に勧めているうちに、白い器、それも飛び鉋ばかりに目が留まりました。改めて、その魅力に自分がはまってしまったのが正直なところで、何事にも感化されやすい性格の私なのでした。
↑ 口径9.5×高さ6.5センチ
こちらの窯元で私は勢いのある飛び鉋のカップを一つ買い求めました。ちなみに彼女も友人へのお土産に、とペアで選びました。お友達、きっと喜んでくれるのではないでしょうか。気に入って欲しいですね。
早速、ギョウザを入れた具たくさんの卵スープを作ってみました。ご飯のお汁にはちょうどよい分量が収まりました。このカップ、汁物やつけ麺の汁(ツユ)やデザートやちょっとしたおかずなど多用途に使えて重宝しそうです。