季節がひと月後戻りした寒さの福岡です。庭に咲いているツツジやアイリスや蕾をいっぱい付けている卯の花もビックリしていることでしょう。
その冷たい強風が吹く中、今年も親戚のおばあさんが朝早くからタケンコ(筍の方言)を背中にいのうて持って来てくれました。それもすぐに調理出来るよう湯がいてです。
「最近の若けーもんは 湯がかんと もらわんき!」が持論。全くその通りで、朝一番、季節の便りをありがたいことでした。
今、溜めこんでいた仕事のキーボードを打ちながら、何気に外を見てみると・・・。
この寒空の下、木の芽を摘んでいる人影があるではありませんか!「おいおい、寒みーのに何事ね!」。あっ!もう一人、絣のカタギン姿が現れました。2人して何を計画しているのでしょうか。
窓を開けて聞いてみると、今朝私がチラリと話した、チリメンジャコと木の芽の佃煮用に取ってあげているとのこと・・・。ばい菌でも入ったら高熱即入院!が恐怖の教訓となった我が家です。親心と言えばありがたいことでしたが・・・。
おいおいー!行商のおばさんがチリメンジャコを売りに来るのは金曜日の話。そう話したつもりでしたが、年寄りの勇み足なのでした。あり余っているとは言え、もったいないことですから、今晩のタケンコ煮しめにでもタップリ乗せることにしましょう。
どうやら味覚が戻ったらの楽しみ・・・目白押しを待っていたのは、私だけではなかったようです。