「マッチャーーン こげな美味しい柿 よそんがたには あらせんとばいーー!」。
この時季、叔母が超もったいぶって、超自慢げに持って来てくれる柿があります(いつも以上で困ったもんばい)。それがこの丸柿です。古くから屋敷にある柿で、「くろすみ」と呼んでいます。
その名前が品種なのか、ゴマがビッシリ入った様が「黒墨(くろすみ)」なのか。誰に聞いても昔からそう呼んでいるからとのことで全く分かりません。
その由来はともかく、この柿の美味しさと言ったら、そんじょそこらと比になりません。別格な味わいなのです。
昔、我が家にもこの木が2本あったそうです。台風で倒れたり、家が建てこんで切り倒したそう。今でもこれが残っていたら・・・。この味を思うと、とても残念でならない私です。