降り続いていた雨がやっと上がりました。立ち昇っていたもの凄い湿気も、田んぼから吹く冷たい風で次第に飛ばされて、少し肌寒いくらいになっています。
待ちに待った雨上がり、早速、畑へパトロールに出てみました。このところ畑へと私の心を後押ししてくれる、軽くて履き心地抜群のメイドイン青森のゴム長靴を相棒にです。気に掛かっていたのは、昨日の小雨の中覘いたキュウリの畝。もうそろそろといった生りでしたから、かなり期待していたのです。果たして、大きな葉に隠れたものや、地面にゴロンと横たわっているもの、あれこれ合わせてなんと16本をも収穫出来たのでした。
「いっしょくたんに生ってくれるな」とは、人間様の都合でしょうが、それを工夫出来るのも人間様。瑞々しいその内の2本はお昼にたいらげ、残り14本を友人のさっちゃん直伝、絶品の辛子漬にすることにしました。今年初の辛子漬・・・楽しみです。
さて、キュウリをもぎ取っていると、どこからかスパイシーな香りが漂って来たのですが。そうですその畝の先にはあのハーブ達が植わっていて、その香りは風にこすれたカレープラントのようでした。しばし腰を上げてその匂いを吸い込んだり。ぐるりを見渡すと、ゴーヤーの蔓がもう棚の頂上まで達していて。その下には天飛生えの赤紫蘇がモリモリと茂り、土用干しの時を待っているかのようでした。