連休中、近辺にある陶磁器の産地では、一斉に陶器市が行われますが、その先陣をきって行われた、お隣田川郡福智町の上野焼陶器市へ一人出かけて来ました(今日で終了)。我が家から車で20分ほどの距離ですから、思いつきにフラッと行けるのが嬉しいところ。普段は人気(ひとけ)のないこの山里に、まあ信じられないほどの人が押しかけていて、大いに賑わっていました。
私も窯元何軒かへ立ち寄り目の正月。この機会なら敷居の高い窯元でも人込みに紛れて鑑賞出来ますから小心者の私には心強いもので・・・。そして、最後に覘いた、上野焼陶芸館ギャラリー陶での、日韓若手作家交流展に心留まりました。上野焼のルーツは、豊臣秀吉による「文禄・慶長の役」により招致され、加藤清正公に従って帰化した李朝陶工・尊階。時を経て今では両国の交流が盛んに行われているようです。
受付に座っていた大柄な男性二人が韓国からの作家のようで、子供がいたずらに「アニハセヨー」を叫んで出入りしていました。私は抹茶碗や繊細な作りの急須に心惹かれましたが、中々見ごたえのある展示でした。筑豊の片田舎に住んでいても、このような機会に恵まれるのですから有難いものですね。さてお次は小鹿田焼ですか・・・、楽しみはまだ続きます。
(写真は上野の産直市場でお茶口に買い求めた大豆菓子。たんまり入った生姜砂糖掛けが一袋150円とは泣けてくる値段設定。あっ!このお菓子、上野焼にのせればよかった!)