季節外れの長雨がようやく上がって陽が差して来ました。寒くもなく春先のような湿った暖かさに、身体と頭がボンヤリしてしまいます。
このような気だるい朝は紅茶気分の私で、昨日届いたとっておきのカリンジャムを、お勧めのタラリと落として飲んでみることに・・・。ほど良い甘味と酸味にかすかな苦味が混じり合った美味しい一杯がジワジワとしみわたりました。
遥々北国からの道のりをやって来たこのジャムは、かの地の薪ストーブの上でコトコトと煮詰められ作られたのでしょうか、窓の外は雪景色でしょうか・・・、まだ見ぬその風景を思い描いたり、何度も添えられた元気いっぱいに躍る文字を読み返していると、贈り主の優しい心に触れて、私の心はポッポッと温かくなったのでした。もしあの「どこでもドア」を持っていたならば、トントンとノックして、お礼を伝えたいものです。