天ぷらを揚げる予定がある時は、前日から叔母達へそのことを伝言しておくのが我が家の決まりごとになっています。それはお裾分けをするためにですが・・・
叔母達の言い分では、歳を取ると天ぷらを揚げるのが怖いし後片付けが億劫、食べたいけど少量しか欲しくない、それに買ってまではね・・・、と云々あるみたいです。
老いの現実がそこにもあるようで、それを思うと、少し寂しい思いがしないでもありません。しかし、よくよく考えたら、無理もないことですよね。それならば、と若い衆の役目となったのです。
さてさて「器もご馳走のうち」ですから、お気に入りの小鹿田焼の中皿に盛り付けて、準備万端出発しましょう。今日はさつま芋(紅あずま、紫)と人参の間引き菜でーす、待っちょってね。