やぶ椿が咲いています。数ある椿の品種ですが、やっぱり昔からあるこの真っ赤な花が一番好きな私です。
隣との境にズラリと植わっていた記憶は子供の頃でした。それが、家が建ちこみ始め、花が落ちるからと、いつの間にかなくなってしまったやぶ椿。ちなみにこの花は、お隣からの落し物です。
10時の縁側カフェで、父から境にあった椿の昔話が飛び出しました。
昔々・・・。ズラリと植わっていた椿の実を集めて、食用油にしていたこと。菜種も育てていたこと。持ち込んだ実を絞ってくれる工場が須崎町にあったこと。そして、その油で焼いた卵焼が美味しかったこと。どこの家でも自給自足が当たり前だった一昔前の話に、しばし耳を傾けた私達でした。